悪魔あくま （devil） の力を借りて魔術まじゅつ （magic） を行うと信じられた女性. 先のとがった黒い大きな帽子ぼうしをかぶった醜みにくい老婆ろうばの姿で, ほうきの柄え （broomstick） にまたがって夜空を飛び回り, 黒ネコなどを手先に使って, 人にまじない （spell） をかけたり, 作物を不作にしたりといった悪さをするといわれた. 中世のヨーロッパでは多くの無実の女性と, さらには男性が魔女狩まじょがり （witch hunt） の名のもとに迫害はくがいされた.